ワイン好きな象と猫

フランス生活の忘備録

鶏の丸焼き

前回の話とは全く別の話題
8月末から9月下旬にかけて、二人の友人と、アルバイト先のソムリエさんが来てくれた。用がなければ普通の日本人は来ないような田舎なので、私がなんとか充実した滞在になるようにしなければと思い、案内をしなければと張り切っていた。


しかしふたを開けるとどうだろうか、三人とも運の強い人たちだったのだろう、私が案内するのなんて必要ない程、ラッキーなイベント発生に遭遇していた。

 

ソムリエさんは私が働いているドメーヌの当主の人がドメーヌを案内してくれる事になった時に、とても気に入られ生まれ年である1982年のワインを開けてもらい(もちろん販売していない)そのあとの試飲も家のキッチンで特別にしてもらい、試飲させてもらったキュベはヴィンテージ違いも含め25本以上、ヴィンテージ違いも試飲させてもらった。


私一人で行ったならばこれほどまでに試飲をさせてもらうことはなかっただろうと思う。ソムリエさんに便乗させてもらえてラッキーだったといえる。

 

二人目に来た人は到着した時からラッキーだった。バスを降りて村に向かうタクシーを探したがなかったが、その時そこにいた日本人好きの女の子と会ったのだ、そして村まで車に乗せてもらったらしい(詳細省略(笑))そして、その後その子の家に遊びに行き、宿泊までさせてもらえたりと、とても気に入られ、私まで遊びに行かせてもらい、ごはんをご馳走になったり、困ったことがあったときに相談させてもらえるようになった。その友人のおかげで私まで知り合うことが出来たのだ。


また、出国まじかのドメーヌの当主(再登場)とばったり会った彼女は次の日二人でドメーヌ訪問の約束まで出来てしまった。ロワールワインを知っている人にとってはうらやましい事限りないイベントだと思う
例えるならば竹内涼真がカフェであなたの隣に座っているぐらいのラッキーである。(雑な例えですみません)

 

他にもギャラリーの人と仲良くなっていろいろ作品を見せてもらったり、この友人も何か持っている人だったのだろう。

 

三人目もなかなかラッキーな人だった。村への到着こそ、私が迎えを頼んでいたおじいちゃんと連絡つかずにスーツケースを引いて6kmほど歩く事になったが、Airbnbで宿泊したステイ先のホストが、スポーツカーを持っておりそれに乗せてもらったりした、そしてちゃっかり私も便乗に成功し乗せてもらった(笑)

 

畑を歩けばフレンドリーな収穫隊に絡まれて、記念撮影とこっそり1房収穫させてもらえたり、カヌーが一人で乗れぬとなれば、私がたまたま仕事が休みになり、カヌーが出来たりと。この友人もラッキーな人だったのだろう。


ちなみに私はその時お世話になったカヌー体験などを提供しているおじさんと仲良くなった。ライフジャケット等の必要な用具が入っている倉庫が実は鍵がかかっていないことを教えてもらい、私は好きな時にカヌーに乗ってよいことになった(無料)。

 

三人の友人の訪問を通して、自分が人を紹介したり、場所を紹介したりしなければならないと思っていたけれど、友人が来たことで知り合った人もいれば、初めて行った場所が多くあった。友人様様である

 

ラッキーな人と一緒にいれた私もまたラッキーなのだろう(笑)

 

また予定通りいかないという田舎の不便さもあれば、予測もしない出来事と出会える、そういう田舎の面白さも再確認したのだった。